セクション6 コース000032「作業手順書の作成・事例編-1(サンプル編)」

「作業手順書の作成・事例編-1(サンプル編)」
■その1「火災対応手順書・大規模屋内集客施設編」
■セクション6「火災対応手順書 事例(サンプル)-4・エリア責任者」

6-1「エリア責任者の手順のポイント」

エリア責任者の手順を規定する上での一番のポイントも、施設総責任者と同じ様に、手順を規定する以前に、この職務をシフト制の当番職務として規定することにある。その理由も施設総責任者と全く同じで、この職務がシフト制の当番職務としてではなく、一人格のみに付与された職務としてしまうと、該当者は、施設を運営する日は全日全時間出勤しなければならず、もしそうしたらすぐ疲弊してしまい、火災対応のみならず職務全般に支障をきたすからである。
特にエリア責任者は、平時における頻繁な巡回によって不審者、不審物、不安全状態等への対処をし続けている必要があり、もし休暇もろくに取れない勤務が続き疲弊してしまえば、巡回のための活力も削がれ、防災活動の能力は著しく低下することになろう。
ともかく、疲れた状態が続いていてはモチベ-ションやモラール、モラルのみならず、安全までもが疎かになることを、経営者は悟るべきである。

火災対応手順書・事例(サンプル)-4「エリア責任者」

6-2「最終確認の義務」

事例(サンプル)の手順書にあるように、エリア責任者は、担当エリアの全ての客と職員が避難したことを確認する義務を負う。そのためには、避難誘導は他の一般職員へ指示し、自らは全体状況を把握する立場に立つ必要がある。だが、これはもちろん、自らの安全が確保できているとの前提に立つ義務である。この前提が崩れたら、すかさず自らも客を誘導しながら避難する。

火災対応手順書・事例(サンプル)-4「エリア責任者」


<次のページへ>

<目次に戻る>