パート3・セクション19 コース000070「人事制度の構築と運営の方法」(MM式チームワーク主義育成型人事制度)

<パート3>

■セクション19「人事担当者用・人事制度運営マニュアル」

人事制度を全体像として捉えつつ具体的な制度運営の手順を記した、人事制度の運営担当者用のマニュアル。

ここでいう人事制度の運営担当者とは、人事部(人事部門)に所属する人事制度専任担当の職務に就く者のことを指す。が、人事制度の運営は、その専任担当者のみならず、人事部長(人事部門長)等も具体的に把握し承認しているものでなければならず、また給与担当職務に就く者等も把握していなければならない。もちろん、労務担当職務も同じである。だから、実質的には、人事部員の多くが手にすることになる。

それにもかかわらず、「人事担当者用・人事制度運営マニュアル」という形で職務を特定して述べるのは、このマニュアルの作成・管理・改訂に責任を持つ者を明確にするためである。
「たかが名称のことだから、こだわらなくてもよいではないか」「ただ、『人事制度運営マニュアル』と名付ければよいではないか」との意見も出よう。しかし、作成・管理・改訂の責任を明確にするための一手段として担当職務の名称を付けることはとても大切だと思うゆえ、私はこの名称をお勧めする。

極めて実務的な内容であり、規定書(規程書)の別冊となる位置づけでもあるため、規定書(規程書)に準じ、簡潔な書式とする。挿絵は不要。イメージを伝えるためのイラスト等も最少限でよく、文字による記述がしっかりしていれば、無くともよいほどだ。

内容は、人事制度関連の規定(規程)、「管理職用・人事制度運営マニュアル」、「チャレンジシート活用テキスト」を前提とし記述する。
これらの冊子と重複する事柄については、「規定(規程)の第○条第○項を参照のこと」とか「管理職用・人事制度運営マニュアルの第○章5を参照のこと」といった形で、なるべく、既存の記述を利用する。その分、制度を全体像で観るにはこれらの冊子で不足な情報や、人事部員として取り仕切る事に関する方法等の記述が中心となる。

前セクションまでに紹介した冊子類は、配布該当者当人の視点に徹して方法を記述するが、この「人事担当者用・人事制度運営マニュアル」に限っては、その方法に限定しない。記述する事柄によっては、制度全体を俯瞰する視点で書くことになる。

が、上述のように、人事制度関連の規定(規程)、「管理職用・人事制度運営マニュアル」、「チャレンジシート活用テキスト」の冊子を参照できる点については「○○を参照のこと」と振っていくため、情報の中心は、人事部員として取り仕切る事柄に関する方法等となる。


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