パート3・セクション1 コース000070「人事制度の構築と運営の方法」(MM式チームワーク主義育成型人事制度)

<パート3>

■セクション1「人事制度に関連する用語の定義・解説書」

何も当人事制度だけの話ではないが、人事制度に関する用語の意味づけ・解釈が、組織内でバラつかないようにするために、関連用語を定義する。
用語の名称は、その会社に馴染みやすい名称を採用することで構わない。統一することを優先する。


定義した用語は、用語集として、新制度概要説明パンフレットやマニュアル等に添付したり、社内ネットで掲示する。当セクションのタイトル上は、末尾に「書」という言葉をつけたが、それ専門の冊子を作成し配布するという意味ではない。

ともかく、人事制度関連の用語であっても、類似した用語や同じ漢字が含まれている言葉が色々とあるものだ。たとえば、「職」が前半にある二連の言葉だけでも、「職制」「職務」「職位」「職階」「職層」「職種」「職群」「職能」「職責」「職権」「職掌」を見かけたことがある。
もちろん、「職責」と「職権」のように二つでワンセットになる言葉はそのままでよい。また、「庶務係長という職務は職制となるが、庶務係員という職務は職制ではない」といった言い回し取る中、「職制」と「職務」は並立する。どちらの用語を排除する必要はない。

しかし、「職位」という言葉さえあれば、「職階」「職層」は用いずに、少なくとも当制度は説明可能である。また、当制度においては、一般論的な解説も必要とする際に「職種」を用いることもあるが、「職群」は用いない。
また、当制度では「職務分掌」と「基礎能力開発基準(一覧)」を明確に示すため、おそらくは「職務能力」の略語であろう「職能」は使わない。また「職務分掌」を明確に示す以上は、あたかも職務分掌を二文字へ省略したかのような印象を与える「職掌」は使用を避ける。

といった形で、使う用語、使わない用語をなるべく整理し、的を絞ることが大切である。そして、的を絞った言葉の定義と解説(文中表記上は「備考」)を作成する。それにより、組織内における人事制度に関する会話や情報伝達の効率向上を図る。


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