パート1・セクション2 コース000070「人事制度の構築と運営の方法」(MM式チームワーク主義育成型人事制度)

<パート1>

セクション2「当コースの人事制度の主義とは?」

当コースが語る人事制度は、おそらく他の人事制度もそうであると同様に※1、「主義」を持つ。
では、当コースが語る人事制度の「主義」とは、どのようなものか?

実は、それは一つではなく、二つある。主義が二つある場合、それらが相容れないようであれば、制度は成立しない。だから、当コースで紹介する人事制度の二つの主義は、当然、親和する。

その一つは、チームワーク主義である。もう一つは、人材(人財)育成主義である。いかがだろう。この二つの主義は、相容れないことはなく、充分に親和する、と私は判断する。もし異論があれば、電子メールにてご意見をお寄せ頂き、FAQコーナーに反映する形で対処させて頂くこととし、この段階では、「チームワーク主義」と「人材(人財)育成主義」は人事制度の構築・展開の上で両立可能であるとの前提に立たせて頂く。

では、この二つの主義を、当コースが語る人事制度に適用する理由とは?
それは、当コースが仮定する組織タイプにとっては、明らかに「チームワーク」と「人材(人財)育成」の実現可否が組織の盛衰に大きな影響を与える、と私は判断するからである。

ここで前セクションのページまで戻って頂く手間を省くため、次にもう一度、前セクションに記載した通り、当コースの人事制度が対象とする組織タイプの条件的要素を繰り返す。

1.事業形態

1)多種多様な業務を抱えている(単一業務専門の組織ではない)
2)多種多様な職務を組織内に必要とする
3)一部少数の職務が踏ん張るだけで組織を維持することは到底不可能である
4)24時間365日体制のシフト勤務、もしくはそれに近い事業運営体制が必要である
5)事業の核となる業務は直接雇用の人間でほとんど行い、
丸ごと(もしくはそれに近い形)で外注や請負業者に委託することや、他の事業主に任せてしまうことはない6)事業に継続性がある(一時的事業ではない)
7)毎回異なる種類のプロジェクトを、次々と実施していくことが事業の本質というわけではない

2.社員構成・人数規模・その他

1)いわゆる正社員がおおよそ100名を超え、かつ、
事業拡大に伴い増員していく予定がある人数規模。
もしくは増員していく予定はないものの数百名以上の単位の正社員規模である※2
3)異なる職務への人事異動があり得る
4)他職務との間で人事異動が不可能な職務で生涯同一職務の正社員が一部必要だとしても、
同じ人事制度の中で処遇したいと考えている

なお、当コースで語る人事制度の名称は、もし他に類似した制度がある場合それとの違いを明らかにするため、まずはそれを語る私のイニシャルを冒頭に配置させて頂き、続いて「チームワーク主義・育成型」の言葉をつける。結果、「MM式チームワーク主義・育成型人事制度」という総称とする。
ちなみに、当初は「人材(人財)育成」と表記していたのを、「育成」の一言だけに絞り込んだのは、単に文字数を減らしたいからである。
また、人材(人財)育成が主義であるにもかかわらず「育成型」という言葉を用いることにしたのは、単に名称の語呂を良くしたいからで、「型」という言葉は便宜的に使用する。したがって、以後、「育成型」という言葉が登場するたびに、「育成主義」と読み替えて下さい。
以上により、当コースは、人事制度の概論コースとはいえ、実質、「MM式チームワーク主義育成型人事制度」について語るコースとなる。


※1:
バブル経済崩壊以降に流行した主義としては「成果主義」がある。新聞一般紙の一面に何度も登場した言葉なだけに、社会広範に知られた言葉だと思う。
逆に、実際には耳にしたことはないが、「家族主義」という主義があっても、なんらおかしくないと思う。むしろ素敵だと思うが、いかがだろうか?

※2:
「数百人とはずいぶん曖昧な・・・」と思われても当然である。ずばり何人が該当するのか判断するには、ずばりその会社固有の特性を知らなければならないが、コース上は一社を特定して語るわけではないので、数百人という曖昧な言い方しかできない。もし一社を特定した判断をお求めの場合には、講師へメールにてお問い合わせ下さい。


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